コロナによるステイホームも重なり、ますますパンブームが盛り上がっていますね。
ご自宅でパン作りにいそしむ方、パン屋さんを巡るのが好きな方、お気に入りのパン屋さんを愛でる方、色々なパンの楽しみ方がありますよね。
そんなパン好きさんにおすすめなのが「パンシェルジュ検定」。
パンの基本から、パンの歴史や世界のパンなど、色々なアプローチでパンの知識を学ぶことができますよ。
パンシェルジュマスター(1級)のおばぁばが、パンシェルジュについて難易度や勉強方法まで詳しくまとめてみました。
パンシェルジュ実施要項
パンシェルジュとは「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」、ベーシック(3級)・プロフェッショナル(2級)・マスター(1級)があります。
2009年の「パンシェルジュ検定」誕生以来、約64,000人の申し込み実績がある人気の検定です。
試験会場は全国8都市
パンシェルジュ検定の試験会場は全国8都市で実施されます。
- 札幌
- 仙台
- 東京
- 横浜
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 福岡
ちなみに愛知県・名古屋会場で1~3級まで受験、3回とも中区丸の内「桜華会館」が会場でした。
年に何回開催される?
パンシェルジュ検定は年2回、3月・9月に実施されます。
受験料は?
- パンシェルジュベーシック(3級):4,700円
- パンシェルジュプロフェッショナル(2級):5,900円
- パンシェルジュマスター(1級):7,700円
- 3級・2級併願割引 :9,680円
- 2級・1級併願割引: 11,700円
出題内容
ベーシック(3級)
パンの歴史・材料・器具・文化・マナー・衛生に関する基本的な知識を問います。
プロフェッショナル(2級)
3級の範囲にマーケット・トレンド・コンビネーションなどを加え、より実践的な知識を問います。
マスター(1級)
3級・2級の範囲に健康・未来学・サービス学などを加え、高度で専門的な知識を問います。
*1級のみリポート問題あり。
合格ラインは?
- プロフェッショナル(2級)&ベーシック(3級)
→100点満点中70点以上で合格 - マスター(1級)
→100点満点中80点以上で合格
※全体の難易度を考慮して合格基準を緩和する場合があります。
パンシェルジュ合格率は?
- パンシェルジュベーシック(3級):84%
- パンシェルジュプロフェッショナル(2級):65%
- パンシェルジュマスター(1級):49%
当日の持ち物
- 受験票
- 腕時計
- 筆記用具(HBまたはBの鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴム)
- マスク
勉強方法は?
パンシェルジュ検定用のテキストを購入して勉強します。
難易度は?
ベーシック(3級)
テキストを読み込み、テキスト記載の練習問題をしっかり覚えれば合格可能です。
基本的レベルなので、パン作り・菓子作りの経験者、家事歴が長い方にとっては特に難しくはないかと思います。
プロフェッショナル(2級)
3級よりも覚えることが多く、ちょっと勉強が必要ですが、テキストをしっかり勉強すれば合格可能。
試験前にはネットの過去問を拾って勉強するのがおすすめです。
マスター(1級)
合格率50%と難関になり、レポートもあります。
レポートの課題は事前に知らされ、3つから選べるので準備ができるので心配しなくても大丈夫。
テキストの勉強だけでなく、食べる専門の方も1度は簡単なものでいいのでパン作りを体験することをおすすめします。
上手に仕上げる必要はなく、基本手順の確認、実際の手の感覚などを体感するとより理解が深まるかと思います。
何級を受験する?
マスター(1級)受験は、「プロフェッショナル(2級)」合格者、または併願のみ受験可能です。
そのため最初に受験するのは「ベーシック(3級)」か「プロフェッショナル(2級)」、または併願受験となります。
パンシェルジュを名乗りたい、またはいきなり2級受験が不安なら「ベーシック(3級)」がおすすめ。
「マスター(1級)」を目指したいなら、3級を飛ばして「プロフェッショナル(2級)」にトライするのがおすすめです。
1級・2級併願はかなりハードルが高いです。
1級受験に3級合格は不要ですし、2級・3級併願よりも2級に絞って勉強するのがよいでしょう。
パンシェルジュ検定のメリットは?
わたしはグルメサイトで記事を書いているので勉強の一環として1級まで所得しました。 一番感じたメリットはより広い目線でパンの知識を広めることができたことでしょうか。
パン屋はもちろん、飲食業や食品関係なら有利になるかもしれません。
接客するのに自信が持てたり、話題が広がるメリットもあるでしょう。
個人で情報を発信している方はプロフィールに書くことで、自身や情報の信頼性UPに繋がりますね。
さいごに
パンの知識を深め、パン好きと交流するのに、パンシェルジュ検定にトライしてみてはいかがでしょう。
もちろん自己流でも知識は深めることができますが、広い視野でパンの世界を知ることができますよ。