破れた椅子カバーは自分で張替え!素人でも意外に簡単にできて安上がり

おばぁばです。
今回10年愛用してきたダイニングテーブルの椅子座面を、思い切って自分で貼り替えてみました!

手順としては難しくはなく、図画工作レベルでできます。
道具も難しいものは必要ありませんが、材料を揃えるのが大変でした。

だいたいの要領はわかったので、次回のための覚え書きをさせていただきます。
ド素人のおっかなビックリの張替作業ですが、参考にしていただければ嬉しいです。

破れた椅子の貼り替えにトライ!

愛用してきたダイニングテーブルセットの椅子、さすがに座面が薄汚れてきた上に裂け目まで出来てしまいました。
いよいよ張替するか、新しく買換えを考えなければなりません。

どこかで張替をしてもらうとすると、新しいものを買うのと変わらないくらい費用がかかってってしまうことも。
とは言っても、新しく買い替えるとなるとお揃いのテーブルはどうしましょう?
「う~ん。」と悩んでいるうちに座面の裂け目はどんどんと大きく、酷くなってきてしまいました。

今の椅子は座り心地もよくて気に入っているので、出来たらこのまま使いたい。
とは言っても張替に出してしまうと、その間椅子なしで過ごさなければならないのも不便です。

そこで思い切って張替にチャレンジしてみることにしました!
我が家のように座面をカバーで包み込んだようなシンプルな椅子(上の画像)は、張替が比較的簡単なんだそうですよ。

椅子の張替に必要な材料を揃えましょう

まずは必要な材料を揃えます。

上の画像は座面を解体したところです。

必要なのは木の座面以外の3つですね。
実店舗では座面が40㎝角以上の材料を見つけるのは難しかったため、今回はネットで購入しました。

  • ウレタン10mm厚→座面+5㎝ほど
  • ビニールレザー→座面+15㎝~
    (座面板1㎝+ウレタンチップ2㎝+ウレタン1㎝でマチが5㎝ほどになるので余裕は15㎝くらい欲しいです)
  • ウレタンチップ20mm厚+座面と同じ

フェイクレザー生地

ダイニングチェアなので、簡単に拭き掃除ができるようにフェイクレザーで張り替えました。フェイクレザーは若干ストレッチするので扱いやすいです。

座板サイズ+約15㎝幅の余裕があると、初心者でも失敗がないです。

ネットショップだとカラーがたくさん選べるのでネットショップでの購入がおススメ、ショップによっては見本をお取り寄せできます(有料)。

まず実店舗で探しましたが、名古屋一の大型店「大塚屋」でも7色、「ユザワヤ」は黒と白しか在庫がなかったです。

 

ウレタン10mm厚

こちらは台座サイズ+10㎝幅が必要です。

ウレタンロール2m 厚み10mm

 

ウレタンチップ20mm厚

このウレタンチップも実店舗では50㎝角を見つけるのは難しい(45㎝までは置いてありました)。

ウレタンロール、ウレタンチップ、フェイクレザー生地がすべて一緒に揃う店舗は楽天市場では、こちらのリスタだけでしたので、送料節約のためこちらで一括購入。
ただしこの店舗の商品は、ウレタンチップ+ウレタンのMIXになるのでクッション性が若干違ってきます。

張り替える椅子を一度バラしてみるとどんな素材が使われているか確認してから材料を手配するのが確実です

>椅子の張替用ウレタン 厚み20mm 500mm角

椅子の張替に必要な道具を揃えましょう

椅子の張替に、特殊で高価な道具は必要ありません。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ
  • タッカー
  • 敷物
  • 軍手

プラスドライバー

椅子の台座の取り外しと取り付けに使います。
家にあるものか、なければ100均のもので十分です。

マイナスドライバー

生地を張り付けたタッカーを外すのに使います。
実はこのタッカー外しが一番の難関で手間がかかりました。

可能なら大きめで丈夫なドライバーがおすすめ、作業が楽です。
(100均のから大きめのマイナスドライバーをDIY好きな知り合いから借りたら作業が楽になりました。)

ペンチ

厚みがあり、しっかりと掴めるものが使いやすいです。
これだけは、張替のために購入しました。

タッカー

タッカーはMAXのクラフト用を持っているので、それを使いいました。椅子に元々使われていたタッカーより針が小さいですがこれで十分こと足りました。

ダイソーで300円で売っているタッカーも意外と使えると聞いて実際に試してみましたが、MAXのクラフト用とどちらも性能的にほぼ差はありませんでした。


上がMAX、裏がスチールになっているので重量感はあり、タッカー外しもついています。
こちらは本体を購入すると「替え芯(400本)」もついてくるので、他に使い道があるなら購入してもいいかもです。

ダイソーのタッカーには替え芯がついてこないため用意する必要がありますが、ダイソーの替え芯は質が悪いため「MAXの替え芯1208F」をおすすめします(MAXとダイソーのタッカーどちらでも使えます)。

 

敷物

床の傷防止、騒音防止、滑り止めに、厚めの布などを用意しましょう。今回はキルト生地を用意しましたが、布団の敷きパットなどでもいいと思います。

軍手

タッカーや木板のささくれなどが手に刺さると危険!必ず軍手をして作業しましょう。

実際に張り替えてみよう!

準備が整ったらいよいよ座面の張替えです!

材料をカットしましょう

座板を布に置き、サインペンなどで印をつけてカットします。
(表からは見えないのでサインペンでも何でもOK)

  • ウレタンチップ20mm→座板と同じサイズ
  • ウレタン10mm厚→座板+周り約5㎝
  • フェイクレザー→座板+周り約7~10㎝

プラスドライバーで座面を外します

敷物に椅子を引っくりかえし、留めているネジをプラスドライバーで外します。
外したネジは失くさない様、小箱や皿などに入れておす。

外すとこんな感じ、隙間にゴミが溜まってお見苦しくて申し訳ありません・・・・。

裏返すとこんな風になっています。
ちょっと面倒ですが、この状態でカバー生地の実寸を計ってから材料を購入するのが確実です。

留めつけてあるタッカーを外しましょう

グルリと留めてあるタッカーを外しますが、これが一番の難関!
力と根気がいる作業です。

まずは一つづつマイナスドライバーで浮かせます。

浮いたタッカーをペンチで抜き取っていきますが、力仕事でこの作業が本当に大変でした。

材料を重ねてタッカーで留める

タッカーを取り外すと、2枚のウレタンがこの順番で重なっています。

同じ順番で重ねて完成させましょう。作業中に工程ごとに写メをとっておくと便利。

タッカーで回りを留めていきましょう

ちょっと引っ張り気味にしてタッカーで止めつけていきます。
左手で上から押さえ、右手で打ち込むと安定します。

まずはカーブが緩やかなセンター部分を打ち込みます。

それからカーブの部分を丁寧に打ち込んでいきましょう。

後は埋めるように細かく打ち込みます。

今回レザー生地を座面板+7㎝ほどでカットしましたが、画像のようにギリギリでした。
もっと大きく切っておいたら、引っ張りやすいのでカーブがきれいに作れたんじゃないでしょうか。
大きい分には後でカットすればいいですからね。

この時、板のささくれやタッカーの抜き残り作業は危険、繰り返しますが軍手は必須です。

プラスドライバーで椅子に留める

外したネジを元のネジ穴にプラスドライバーで留めます。
ネジはどこかへ失くすと大変なことになるので集めて保管しておきましょう。

細かなところはやっぱり素人仕上げ

やはりカーブはプロの仕上がりとは雲泥の差ですが、我が家を訪ねてくるのは、気の置けない友達くらいなので問題はないですね。

破れた椅子よりはずいぶんマシ、こうして並べてみるとかなり汚れていますね(笑)

張り替え方法は、こちらの説明を参考にしました↓生地のカットの仕方も画像付きで分かりやすいです。
https://item.rakuten.co.jp/w520/c/0000002840/

椅子の張替えにかかった材料費

フェイクレザー@1,470円×2.6m3,822円
ウレタンチップ@405×41,620円
ウレタンロール10mm×100cm×200cm@1,101円×22,202円
合計7,644円

かかった費用は1脚2,000円ほど、かかった時間は1脚につき2時間ほどでしょうか。
(生地のカットの時間は含めず。)
順番に一脚づつ、暇をみつけて一か月ほどかけて完成させました。

座面の取り外しと取り付けやタッカーで留めるのは簡単なのですが、タッカーを外すのにかなり時間がかかってしまいました。
今回は強力なタッカーでなくクラフト用を使ったので、次回は外すのにさほど手間取らないはずです。

ご覧のように慣れないDIYで仕上がりはイマイチですが、部屋が一気に明るくなったので満足しています。
ヘたれたクッションも張り替えたことで座り心地もよくなりました。気に入っている椅子なので、次もカバーが破れる前に張り替えて愛用していきたいです!

便利な張り替えセットも!

張り替え用の材料がセットになっている便利なセットもあります!
最初からコンパクトにカットされているため扱いやすくておススメです。
ただ、わたしもセット購入を検討しましたが、セット販売しているものは50㎝角以内サイズで対応していませんでした。

その中でも、こちらのショップのセット商品はレザーも豊富なカラーから選べて価格もリーズナブル。
ウレタン厚も細かく選べて、とても親切だと思いました。
座面50㎝角まで対応できます。

我が家の椅子のように50㎝角以上は今のところ単品で購入するしかないようです。(2017年10月現在)
購入する際には、実寸を確認してから購入しましょうね。

最小限の手間で格安でプロにおまかせ!

こんなお店も見つけました。
座面を椅子から自分で外し、座面のみを送ることで手間を省いて格安で張り替えをしてくれます。
なんと1脚3,000円~と格安料金!さらにまとめて送ると割安になるようです。

座面の取り外し・取り付けだけなら、家にあるプラスドライバーで簡単にできちゃいますよね。
一番面倒で力と手間のかかる、古いタッカー外しもお店まかせでプロがきれいに仕上げてくれます!

しかも座面だけを送ることで、大型で通常高くなってしまう送料も大幅に抑えられます。
食卓で使っている椅子だと、修理に出してしまうと食事の時に困りますよね。
けれど送るのが座面だけなので、クッションやバスタオルを代わりに敷いて仕上がるまでの数日間はしのげそうです。

手間と時間、揃える道具代を考えれば、お任せしちゃうのも賢い選択かもですね。
*ウレタンの交換は別料金です。

まとめ

見ていただいたように手順としてはシンプルです。
タッカー外しに手間と時間、力が必要なので男手があると楽に時間短縮ができると思います。

簡単で誰にでもできますが、やはり美しく仕上げたいならプロにまかせた方がよさそうですね。
近所で張り替えしてくれる家具屋さんがあれば、安くはない送料が節約できるので調べてみてはいかがでしょうか。

座面カバーを新しくするだけで、雰囲気が明るくなりますよ。
思い切って違う色や素材にすると、さらに気分がリフレッシュします!