名古屋港ガーデン埠頭の「南極観測船ふじ」に乗船したことありますか?
地元名古屋っ子なら、遠足などで一度は名古屋港水族館に行ったことがあると思いますが、「南極観測船ふじ」に入ったことがある人は少ないのではないでしょうか?
実は「南極観測船ふじ」は、昭和40年代にタイムスリップできるし、古いとは言え滅多に見られない艦船の中を見て回れるし、当時の南極での生活の様子をうかがい知ることのできる、色々な意味で面白いスポット。
せっかく名古屋港まで行ったら、中に入らないともったいないです。
それでは、歴史ある「南極観測船ふじ」のどこがホラーなのか。
さっそく乗船してみましょう。
入り口の券売機でチケットを買います
まずは船の前にあるドーム型の券売機で入場券を購入します。
入場券を手に、後ろの階段を上がって乗船しましょう。
入り口でナンバーを振った「南極観測船ふじ乗船証明書」をいただけます。
乗船日は自分で書き込む高度なシステムです(笑)
船内での生活を再現するとってもリアルな○○たち
入り口を入るといきなり右手に人の気配が・・・。
はい、これがよくできた等身大のマネキンなのです。
これかなりリアルで初めての時はちょっとビビりました。
乗船口のホールは食堂ですね。
古びた感じが味わい深く、ちゃんと清掃が行き届き清潔です。
そのまま通路の→に沿って進んでいきます。
平日はほとんど人影はなく、館内は静か。
狭い船内では自分の足音が響き、ちょっと不気味。
こちらは医務室です。
お医者さんが患者さんを診ている様子を再現していますね。
なんだか廃屋になった古い病院みたい・・・。
こちらが床屋さん。
鏡の中のマネキンと目が会いそうで胸がバクバクします。
ここは撮影ポイントです!
ドキドキしながら鏡に写るマネキンにシャッター切りましょう。
庶務室でも、1人静かに仕事をする姿が・・・。このマネキン必要なんですかね?
まだまだ狭い通路を進んでいきます。
夏は冷房がガンガン効いてます。
珈琲を飲みながら、家族のことを思い浮かべてしんみりしてるんでしょうか。
ディスクの上の人形が・・・。
手前にある珈琲の瓶プリントが時代を感じさせますね。
ビビりまくってるせいか、賭けマージャンしてるヤクザのおっさんたちにしか見えません。
(不自由な僻地で立派にお仕事をされている方々です!)
最後のトドメ!
これ、絶対にビビらせるために作ってるよね?
なんでこっち向いてるの??
お願いだから、近寄ってこないでね!
これは実際に使っていた移動用モビール、結構年季が入っています。
操縦席、左上のスピーカーがかなりの年代を感じさせますね。
甲板にでると、当時のボイスレコーダー?らしき音声がずっと流れています。
これがまたなんだか不気味・・・・。
甲板から名古屋港水族館を見たところです。
水族館から出ると左側に端があるので、それをわたって歩いてくると近いです。
南極観測船ふじ概要
ふじは、昭和40年3月18日皇太子・同姫両殿下御臨席のもとで進水式が行われて建造された我が国初の本格的砕氷船です。
昭和40年11月20日、第7次南極観測支援として処女航海の途について以来18回目にあたる第24次南極観測支援の任務を終え昭和58年4月20日、日本に帰港しその任務を「しらせ」に引き継ぎました。
昭和59年12月3日、名古屋港管理組合が譲り受け、南極の博物館として昭和60年8月16日に一般に公開されました。乗船証明書裏書き
- 営業時間 ・・・午前9時半から午後5時まで
- 休館日 ・・・・毎週月曜日(休日の場合は翌日)(ただし、春休み・夏休み・冬休みは開館)
- 利用料金 ・・・大人300円、高校生300円、小中学生200円
- アクセス・・・地下鉄名城線「名古屋港」下車
まとめ
マネキンが写真よりもリアルで、ヘタなお化け屋敷よりもよっぽど迫力あります。
古ぼけた館内もリアルですからねぇ。
細い迷路のような通路の影に、ひっそりと何かいても何の不思議も無い気がします。
行くなら入場者の少ない平日に一人がおススメですが、土日でも混みあうことはないです。
しかも入場料300円! 一度行くと癖になりますよぉ(笑)
もちろん「南極観測船ふじ」は歴史的にも興味深い船です。
船内にも南極での活躍を展示したスペースもありますし、南極での観測の様子も展示されています。
貴重な資料館としても楽しめます。