名古屋『市政資料館』大正ステンドグラスの映画ロケ地は見学無料の観光スポット!レトロ喫茶室も!東区文化のみち

『名古屋市市政資料館』ご存知ですか?名古屋人でも行ったことがないって方多いんではないでしょうか。名前の通り、

主に市政に関する資料を保存管理している場所ですが、実は煉瓦造りの大正レトロの近代建築の建物は映画やドラマのロケ地にも使われる人気スポットなんですよ。

しかも「入場無料」は無料!「撮影も自由」でコスプレーヤーたちも多く訪れています(三脚など撮影機材の持込はNG)。
煉瓦造りの建物はレトロ好きにはたまらないスポット!「文化のみち」のスタート地点ともなっています。

中央階段のステンドグラスは圧巻!


大正11年に名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎として建設されたネオ・バロック様式の建物は、国指定重要文化財として歴史的にも貴重な建築物なんです。

玄関から入ってすぐの「中央階段室」は国重要文化財になっており、今まで1,000組以上のカップルの挙式が行われているんだとか。
最近ではコスプレの撮影地としても大人気で、筆者が見学に行った時にも数人のコスプレーヤーが揃って撮影していましたよ。

旧裁判所として創建された建物らしく、正面のステンドグラスは「罪と罰が釣り合う」ことを表す『天秤』、天井は「公明正大」な裁判を表す『日輪』をモチーフにしているんだそう。

また大正時代そのままの窓枠やガラスは貴重なものが多く、「ガラスの博物館」とも呼ばれているんだそう。
こちらの建物は真ん中が空洞になっており、窓が非常に多くあるんです。煉瓦造りに黄色の窓枠はこじゃれた風景でカメラ好きも集まる撮影場所になっているんですよ。

創建当時の様子が再現された展示室

マネキンを使い、明治憲法下の裁判の様子が再現展示されています。隣室には現行裁判の様子も展示され、違いをわかりやすく説明しています。

筆者は裁判には興味は全くありませんが、明治時代の衣装やらを見られるのは興味深いですよね。

こちらも”国重要文化財”に登録されている「第2常設展示室」です。
創建当時(大正11年)の会議室を復原しているそうです。当時の照度まで再現した「シャンデリア」や、一軒家が建てられるほどの高価な絨毯などで装飾されているんだそうですよ!是非じっくりと観察してみてくださいね。

映画のロケ地としても使われた留置場

中央階段を降りると、ひんやりとした空間が広がります。留置場として使われていた場所で、当時のままの「雑居房」や「独房」も見学ができます。
ここもロケ地として使われたんだそう。

こちらの「フィルコミコーナー」には、市政資料館で撮影された映画やドラマ等の資料が展示されています。出演した役者さんのサインなどもありますよ。
撮影が行われた場に資料が展示されているので、回りながらチェックしてみてくださいね。

市政資料館の「喫茶室」でサンドイッチランチもおすすめ

市政資料館1階にある「喫茶室」。昭和レトロを感じながら珈琲が飲めます。

人気メニューは「ミックスサンド」600円、ポテトサラダの入った王道のサンドイッチ。珈琲は、気さくなマスターがネルドリップで淹れた本格派ながら300円とリーズナブルです。

他にもメニューにクリームソーダ・レモンスカッシュ・バナナジュースなど、昭和世代には胸キュンの喫茶店ですよ。

10種の桜が舞う名所

敷地内は10種類の桜が植えられており、桜の名所でもあります。煉瓦造りの建物と桜のコラボは”インタ映え”すること間違いなし!

桜が風に舞う様子は幻想的でおすすめですよ。春になるとウエディングフォトの撮影もよく行われています。

「市政資料館」まとめ

  • アクセスは市役所から徒歩8分
  • 入場料無料で見学ができます
  • 中央階段室の天井の「ステンドグラス」もお見逃しなく
  • 「映画のロケ」に使われたスポットには案内があるのでチェックしてみよう
  • お子さん連れは「スタンプラリー」も楽しめ、授乳室も用意されていますよ
  • 「喫茶室」でまったりするのもおすすめ
  • 館内を歩いているだけで「昭和レトロ」を感じられます

市政資料館
開館時間:午前9時~午後5時
入館料:無料
アクセス:地下鉄名城線「市役所」2番出口から東へ徒歩8分/名鉄瀬戸線「東大手」から南へ徒歩5分/市バス・メーグル「市政資料館南」から北へ徒歩5分/市バス「清水口」から南西へ徒歩8分/市バス「市役所」から東へ徒歩8分
休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)/第3木曜日(休日の場合は第4木曜日)/12月29日から1月3日
公式サイト:http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/52-7-4-0-0-0-0-0-0-0.html